うんこ

689.いつまでも変わらないところ

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小学校の頃、私は2度転校をしています。

1度めは小学1年生の2学期、2度目は小学3年生の1学期です。

転校後は直ぐにクラスに馴染み、楽しく過ごしていました。

2度目の転校の時、クラスにはリーダー的存在が二人いました。

1人は野球部の石原君(仮名)、もう1人はサッカー部の渕上君(仮名)。

別に二人は派閥的なものはなく、とても仲が良かったのです。

私は運動神経には恵まれていたので、隣の席の石原君(仮名)が「部活なんばすっとや?」と聞いてきました。

すると側にいた渕上君(仮名)が「俺サッカー部だけん、サッカー部に入りなよ」と言ってきました。

すぐさま石原君(仮名)も「俺は野球部だけん、野球部に入りなよ」と。

私は少し前に親戚のお兄さんの部屋で読んだ「あしたのジョー」に夢中でボクシングをやりたかったのです。

しかし小学校にボクシング部など無かったので、近くにボクシングジムが無いか両親に探してもらっていました。

そのことを二人伝えその話題は終わりました。

別の日に渕上君(仮名)が「今日部活休みだから一緒に帰ろう」と言うのです。

帰り道何気なく渕上君(仮名)のカバンを見ると、ブリキで出来たカバトットのキーホルダーが付いていました。

そのキーホルダーは手足が動くだけでなく、口まで開きとても魅力的です。

どこで買ったのか聞いたところ、懸賞で当たったので売っていないとのことでした。

売っていたら絶対に買おうと思ったので、とても残念でした。

翌日、休憩時間にトイレに向かっていたら、渕上君(仮名)が追ってきました。

私の隣に並んだ渕上君(仮名)は小声で「もしサッカー部に入るなら、カバトットのキーホルダーあげるよ」と言ってきたのです。

私は後先考えず「分かったサッカー部に入る」と即答してしまいました。

サッカー部に入ったことには後悔もなく、楽しめたのですが、私は既に小学3年生で買収されていたのかと考えると、、、、と思ってしまいます。

数十年後そんな私に「今、面白いこと始めたんですよ!これ見てください」と話かけてきた人物がいます。

それはうんこ社長です。

私は迷うことなく「一緒にやらせてもらいます!」と即答していました。

 

 

 

 

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