おなら

462. おなら の音

  • LINEで送る

 

私の おなら は、「音」がしません

したい、、、

「音」のある おなら を、、、

日に日に高まる この願いを知っていたかのように、ある日「音」が私の前に現れたのです

 

こんにちは  おなら さん

私は「音」です

 

えぇっ?   「音」さんは話が出来るんですか?

 

えぇ、「音」ですもの

 

なら、聞いてください

私は生まれて此の方「音」のある おなら をした事がないんです

何をしてもいいから、何でも言う事を聞きます 一度で構わないんです

一生に一度でいいんです

「音」を立ててみたいんです、、、

何とかならないでしょうか? 「音」さん

 

なるほど、おなら さん

そこまで強く思ってらっしゃるんですね

一度でいいんですね

分かりました

いくらまで出せますか?

 

えっ? いくらって? お金がかかるんですか?

 

おなら さん 当たり前じゃないですか

今時 タダで手に入るものなんてありませんよ

で、いくらまでなら出せるんですか?

 

そんな、、、だいいち相場とか分からないし

 

分かりました

100 くらいなら出せますか?

 

た、単位はなんですか? ドルとか円とかペソとか、、、

 

「音」です 100音 です

 

あ、それなら大丈夫です

はい、100音

 

じゃぁ、せ~の、で おなら を出してください

私が「音」の方をやりますから

 

は、はい、分かりました

 

せ、せせ~~ののぉぉ

 

 

  ポチャ~ン

 

あれ、あらら、 「音」さん

まさか、今のが私の おなら の「音」なんですか?

 

はい、そうです

 

えっ? こ、これは、小さな うんこ が落ちた「音」じゃないんですか?

もしかして、100音だったからなんですか?

「音」さん!

コレが私の最初で最後の おなら の「音」なんですか?

コレが、、、この雫のようなのが、、、私の、、、

 

  • LINEで送る

コメントを残す

*