うんこ

534. うんこ の場所 

  • LINEで送る

 

プリプリプリプリ~

携帯が鳴った

あっ、おならバイヤーだ

「うんこさん、何してるんですか? 今どこにいるんですか?」

「あ、いつもお世話になっております はい、今トイレです」

「何 言っているんですか! 待ってるんですよ、みんな!」

「えっ? ミーティングですか? 明日ですよね?」

「今日ですよ、今ですよ、トイレですって?」ムカッ

まずい

大のお得意様と業者が集まるミーティングの日を間違えてしまったのだ

「あ、申し訳ありません ちょっと、うんこ が出そうになって今トイレなんです」

「うんこ? で、じゃぁ、あとどれくらいかかるんですか?」

やばい まだ会社なんだけど、、、

「え〜、本当に申し訳ありません、かなり硬いんでなかなか出ないんです!」

「硬いなら、途中でやめれるでしょ、後で出せばいいじゃないですか!」

「いや、あらっ? 急に柔らかくなってきました!」

「柔らかく? なら、そう時間かからず来れますね!」

えー

「あらら、すごい! 大変です! ものすごく柔らかくなり過ぎです、コレは、、、」

「と言うより、もう水みたいなものです 流れるように完全に、、、あ、それに、、、イタタタタッ」

「本当に、、、あ、あ、あ、お腹が、お腹が、痛い!!」

「えっ、本当ですか?  大丈夫ですか? ちょっと心配だなぁ」

「分かりました 今、そっち行きますから、どこのトイレですか?」

えーーー どうすりゃいいのぉ!!!

「そ、それが、そう簡単に分かるようなトイレじゃないんです!」

「どう言う事ですか? うんこさん 大丈夫ですか?」

「大丈夫です、本当に大丈夫なんです!」

「じゃぁ、速く会議室 来てください!」

マジか! 会社からだと2時間以上はかかっちゃう

「あ、やっぱダメです このまま私は、、、」

「行きますよ、やっぱり 一階ですか? 二階ですか?」

「いや、あの、裏の茂みの中なんです、だからその見つけにくいと言うか、周りは背の高い草でボウボウなんです、、、」

「そりゃぁ、いけない もうそろそろ暗くなってくるから急いで行きますよ えいっ スタート!」

「そう簡単には見つからないんです! 本当に、雑草はゆうに2mはあるんです!」

「来ないでー!」

 

 

「ねぇ、おならバイヤー、、、」

「もう許してあげても、いいんじゃないんですか? コレ、テレビ電話じゃないですか、、、」

 

 

  • LINEで送る

コメントを残す

*