うんこ

541. ブロンドと うんこ

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朝起きると、俺の口には白い大根が入っていた

不思議に思った俺は、隣に寝ているブロンドの女に聞いた

「おい、俺は何で大根を食べているんだ?」

ブロンドの女は返事をしなかった

「おい、起きてくれ、俺は何で? あれっ?」

俺が口にしていたのは大根ではなく、トウモロコシだったのだ

それもおかしい

「おい、ちょっと」

ブロンドの女を起こそうとしたが、彼女はゴロリと寝返りをうっただけだった

「ちっ」

「あっ、、、えー!」

さっきまでトウモロコシだったのに、今度はニンジンになっている

今、俺の口にはニンジンが、、、

何故、俺ばかりが、こんな目に、、、

恐ろしくなった俺はブロンドの女を本気で起こそうとすると、彼女はゴロゴロ、ゴロゴロと転がっていったしまった

ヒャァー! 

何故、こんなに不可解な事が次々と

この部屋から出よう!

転がっていった彼女の横を通ろうとしたその時!

うぅわぁ! 彼女は、ブロンドではなく、ブロンズ象だったのだ!

しかも、目の前の鏡を見ると、俺がくわえているのはただの うんこ

なぁんだ! 

寝起きで目がかすんで、色が薄く見えてたんだ 

そして、少しずつ少しずつ、ハッキリ見えてきたんだ

よし! すぐに顔を洗おう! 良かった、安心したよっ!!

 

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