この大きな うんこ に通い始めて一年
長かった、、、
最初は門前払いだった
電話など繋いでもらえる訳もなく、直接 うんこ社へ伺うしかなかった
綺麗な うんこ 嬢の並ぶ受付で
「私、おなら と申しますが、、、」と言うだけで相手にされなかった
色々、変装したものだったが「おなら」だと告げると断られるのだ
理由は「クサいから」、、、
いくら顔が綺麗でスタイルがいいからって、お姉さん達だって「クサい」と思うのだが、、、
それ以降は、うんこ専務がエントランスからエレベーターへと通りかかるのを直撃するしか方法は無かった
うんこ専務は、この大きな会社のナンバー2だけあって、見るからに うんこ な風貌で成り上がったと聞く
緊張を隠しながらも、大学当時に全国大会まで行ったラガーの魂をぶつけ、体当たりで交渉を続けた
その正攻法が良かったのか、うんこ専務は傷だらけになり息も絶え絶えになったが、だんだんと気さくに話を聞いてくれるようになった
そして、今日が契約日
大きな役員室に通され、窓から外の様子を眺める うんこ専務の後ろ姿があった
「うんこ専務、この度は本当にありがとうございました」
「うむ、君のタックルには負けたよ、ほら見なさい、この下腹部を、、、」
「えっ? うんこ専務、そこは 顔ですよ」
「ん? 何を言ってるんだ? このスネの傷だって先週、蹴飛ばされたところだよ」
「うんこ専務、そこは脇の下ですよね?」
「き、君、君は私が うんこ だからって前後左右など どこがどこだか分からないんじゃないのか?」
「うぅわぁぁ、、、! 実はそうだったんです!!」
「ご破算だ! 今まで私の前後左右を分からないヤツと話をしていたのかと思うと、、、ゲボゲボ」
終わった