子供の頃母親に『人の嫌がることも率先してやりなさい』と言われ育ちました。
昔から私は人の話をちゃんと聞かず、感覚で生きてきました。
そんな私は『人の嫌がること「を」率先してやる』子供になったのです。
来る日も来る日もいたずらに明け暮れ、周りの人に大変迷惑をかけました。
小学校の先生にも散々怒られました。
沢山の迷惑をかけた私もある時に気が付きました。
「このままではいけない、誰も私の友達にならない。
これからは人のためになるように生きよう!」と。
1週間ほど大人しく過ごした私に、担任の先生は「お前は最近影が薄い」と言われ、クラスメートからは「お前最近なんか面白くない」と言われました。
それでも私は変わりませんでした。
「人のためになるように生きよう!」と。
そんなある日、私は風邪をひいて学校を休みました。
その日学校でかっているニワトリが逃げる事件がありました。
そのニワトリは校内に入り、色々なところでうんこをして大変でした。
翌日学校に行くと、なんと、そのニワトリを逃した犯人が私のせいになっていたのです。
今まで散々迷惑もかけたし、反論もせずその罪を受け入れました。
そして、校舎の色々なところのニワトリのうんこを掃除して回りました。
きっとこの頃からうんこと縁があったのだと思います。
全く関与していないことを私のせいにし、掃除をさせられたのですが、私は満足をしていました。
「今、私は人の役に立っている」と、、、