うんこ

519. うんこ は勘違い

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今年に入って初めての うんこ が降った

少し硬めの、みぞれ の様な うんこ は、頬に当たると少し痛かった

 

「今日の うんこ は積もるのかなぁ」

「このくらいなら大丈夫じゃない?」

「でも、この調子だと夜に止んだとしても、明日の朝は凍って危ないんじゃないかな?」

「ちょっと、待って それだと うんこ が冷たいモノのように聞こえるけど、おかしくないかしら」

「そうだね、うんこ って普通 生温かいよね 積もったところで次の日に影響なんてないんじゃないかな?」

「いや、そんな事ないよ、靴がヌルヌルするわけだからかえって危ないよ」

「確かに、、、」

「おい、もしかしたら うんこ と雪は同じなんじゃないかな?」

「そう、私も今それを考えていたの」

「うんこ も雪と一緒で私たちの生活の一部になっていたのよ」

「生活の一部、、、そうか、雪も うんこ も、、、」

「道路の端っこに集まった雪なんて、まさに うんこ じゃないか!」

「いや、あれこそ道路の端っこに集まった うんこ に、雪が混じったんだよ!」

「じゃぁ、クサいのは 雪 の方だったのかな?」

「、、、かもしれない」

「子供の頃から、雪ダルマを作ったり、雪を丸めてお父さんとキャッチボールしていたアレも、うんこ だったのか、、、」

「かき氷みたい、なんて言って食べてたヤツも、うんこ だったワケか」

「俺、、、うんこ が好きだ!」

「私も、、、」

「今まで勘違いしていてゴメン、うんこ」

「今日から僕らの友達だよ」

「いやっ! 前から友達だったんだよ!」

「ハハハハハ」

 

 

 

 

 

 

「こいつら大丈夫かな?、、、」うんこ より

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コメント

  1. 通りすがりのうんこ より:

    この記事が一番好き!最高です!

    1. 野畑 昭彦 より:

      通りすがりのうんこ 様  分かりにくいと言われる私のブログ?に、こういったコメントを頂くと励みになります ありがとうございました

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